› 人生は何味 › 2015年10月
2015年10月16日
彼が仕事を休み
そういうのは、中味がからっぽで誹謗アカらしいが。自分は誰かのつぶやきやブログに行って喧嘩も勝負も挑むようなことはしたことないつもりだけど。反論もまず書かない。肯定的共感性ってだいじにしてるからね。
意見は自分の領域でやればいいことで、人の土俵で相撲を取るなと思うだけ。無視してしつこいのはブロック。愉しくない事は極力避ける頭髮稀疏。そこにその人也の誠実があれば自分の意見を書くこともあるけどね。
宮崎の日向製作所のスラップ訴訟を、知人が傍聴していて昨日判決が出た。彼が仕事を休み丁寧に傍聴を続けてそれを記事にしていたが。
黒木さんって主婦が産業廃棄物の健康被害に危機感を覚えて、それをブログやツイッターで発信したことが、逆に会社から訴えられて裁判になった HKUE 認可性。判決は、全面敗訴で彼女は75万を会社側に支払わねばならず、ブログや発信の削除を求められた。今後グリーンサンドは安全ということになってしまったんだね。
一人の主婦が、どれほど化学的根拠を示せるのか考えてみれば判るけど、彼女にとっては負担ばかりで何の利益もないことよね。自分の裁判時を振り返っても、何度も挫けそうになった。
過去の水俣やカネミ訴訟などの公害訴訟を眺めても、まったく沈黙の春でレイチェルカーソンが訴えた遙か昔から、百年の愚行は何も変わっていないばかりか、ネットで晒しまくられて生活さえも脅かされる恐怖は以前にはなかったことだよね。だから政権も企業も、ネット監視やバイト雇って攻撃させたりもするんだろうけど。
こうやって、福島の健康被害や企業倫理のない行政との癒着さえ伺える問題で、情報の開示も無く司法までが信頼できない情況は、ほんとにサバイバルなんだって思う。
植木鉢のちっこい芽をだしたほうれん草とブロッコリーに水をやりながら、自分のサバイバルを想う秋なのだ。